検索タブ¶

重複ファイルの検索に関する設定を行います。

検索方法¶

重複ファイルをどのようなルールで検索するかを決める、よく利用する設定です。

下のいずれかの方法で重複ファイルを検索します。

ファイル名が同じファイルを探します。サイズや中身が異なっても重複と判断します。

サイズが同じファイルを探します。ファイル名や中身が異なっても重複と判断します。

ファイルのハッシュ値を作成し、それを比較します。
アルゴリズムが複雑なほど信頼性が高くなりますが時間がかかりますし、
その分メモリも消費するので通常はMD5で十分です。

ハッシュ値の作成方法	速度	信頼性	ハッシュ値の材料
完全ハッシュ	低速	高	ファイル全体をRead
簡易ハッシュ	高速	低	ファイル先頭から一定サイズをRead
簡易ハッシュ	高速	低	ファイル先頭と末尾から一定サイズをRead

Note

一度作成されたハッシュ値は記憶されるため、次回以降の検索は高速になります。
但し、フルパスファイル名とハッシュ値がペアのDataBaseですので
ファイルパスやファイル名が変更されるとその値は捨てられ、再度ハッシュ値が作成されます。
DataBaseのリフレッシュは自動で行われます。

Tip

簡易ハッシュでファイル先頭や末尾からReadするサイズは共通設定で変更可能です。

ファイルの中身を1byte単位でバイナリ比較します。
最も確実な方法ですが時間がかかります。

画像の特徴などから似ている画像を検索します。
画面右下、類似画像検索の設定が変更できるようになるので合わせてご利用ください。

Warning

削除するファイルを選択する場合はすべて目視確認をお勧めします。

拡張子が同じファイル同士だけを比較します。
拡張子の大小文字は区別しません。

JPEGファイルのヘッダ情報だけを読み飛ばし、純粋に画像データだけを比較します。

拡張子を含まないファイル名が一致するファイルだけを比較します。
パス名は意識されません。

ファイル名の大小文字も区別して、同じファイルだけを比較します。

検索途中で見つかった空のフォルダ（ファイルが存在しない）を削除します。

デフォルトではすべてのファイルサイズが対象ですが
例えば写真などの整理であれば数MByte以上のファイルサイズに限定すると
それだけ扱うファイル数が減り、見通しもよくなります。
変更する場合は『サイズ無制限』のチェックをはずしてください。

ファイルの作成日時、更新日時の範囲を指定します。

ファイル検索中に無視するものを選択してください。

設定	概要	初期値
読み取り専用ファイル / フォルダ	読み取り専用属性のファイル / フォルダを除外	☐
隠しファイル / フォルダ	隠し属性のファイル / フォルダを除外	☑
システムファイル / フォルダ	システム属性のファイル / フォルダを除外	☑
一時ファイル	一時ファイルを除外	☑
０バイトのファイル	空のファイルを除外	☑
Windowsフォルダ	OSのシステムフォルダを除外	☑
ProgramFiles / ProgramData フォルダ	アプリケーションやそのデータが格納さたフォルダを除外	☑

検索方法が『類似画像検索』の場合に更に条件を指定できます。

設定	概要	初期値
縦横のアスペクト比が同じ画像を比較	アスペクト比が同じファイルのみ比較	☑
縦横が同じサイズの画像を比較	縦横が同じドッド数のファイルのみ比較	☐
類似の類似も検索する（低速）	検索範囲を広げるため負荷が高くなります	☐
完全一致を含まない	まったく同じファイルは除外します	☐
画像ファイルと同じフォルダにDBファイルを作成（再検索高速化）	隠し属性でDBファイルを作成します（※Note1）	☑
特徴	輪郭などの特徴で比較します	90.0%
ヒストグラム／輝度	明るさや、色味で比較します	90.0%

Note1

画像ファイルと同じフォルダにDBファイルを作成画像の特徴を抽出し、それをDataBase化するために
画像ファイルと同じフォルダに_filemany.simDBの名で隠しファイルが作成されます。